不動産があればピンチはしのげる
2019年8月8日 日常不動産のこうした性質は、不動産業者の経営上のトラブルを解決するについて大いに威力を発揮したが、不動産の売買を業としないほかの業種の人々の「救いの神」の役割をも演じてきた。時世に対する見通しが悪くても、経営の手腕が悪くても、会社はたちまち左前になる。そうした場合、土地や建物が借り物の会社では、経営が成り立たなぐなると倒産に追い込まれたが、広い工場敷地を持ち、たまたまその土地の値上がりがあると、それを売却することによって借財の返済に充てたり、解屈する従業員の退職金に充てたりすることができた。高度成長期にあっても、成長のかげになって斜陽化する企業は意外に多く、そうした企業の経営者からしばしば相談を受けた。https://theprecincts.com/pinch/
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